令和6年10月3日(木)に2年生普通科理系、10日(木)に2年生普通科文系の「ゼミ別中間発表会」を実施しました。本校では2年2組~4組の理系3クラスは「数理情報学」「物質科学」「生命・食農」「生活科学」の4つのゼミ領域、5組~7組の文系3クラスは「地域共生」「環境・エネルギー」「多文化共生」の3つのゼミ領域に分かれた研究班で課題研究を行っています。生徒たちは各研究班に分かれて4月から6月にかけて研究テーマの設定を行いました。自分たちが身近に感じる課題について考え、仮説を設定し、その仮説をどのように検証していくのかについて検討してきました。中間発表会では、これまで自分たちで考えてきた研究の流れについて説明することを一つの目的として発表を行いました。

 今年度の中間発表会には外部より島根大学、島根県立大学の先生方、出雲市役所やJICAの職員の皆様といった多くの方々に外部連携指導員としてお越しいただきました。外部連携指導員の先生方からは「高校生らしい視点で地域の課題について考察できており、大人から見てもなるほどと思わせるテーマ設定だった」「(良い意味で)無謀なテーマ設定もあり、今後どのように研究が進んでいくかが楽しみ」といった評価の言葉をいただいた一方、「(スライドに書いてあることがきちんと口頭で説明できていないなど)発表スキルをもっと磨いてほしい」「文献調査をしっかり行い、研究背景や先行研究についてもきちんと調べられているからこそ、その中で自分たちのオリジナリティがどこにあるのかをもっと明確にアピールできると良い」といった改善点についてもご指摘いただきました。また、各研究班に対しても個別に具体的な助言をいただきました。

 各研究班はこの中間発表会でいただいたアドバイスも参考にしながら、今後本格的な検証活動に入っていきます。おそらく多くの班で上手くいかなかったり、行き詰ってしまうことがあると思います。そんな時こそ班員同士で協力し合いながら、解決策を見つけて研究を進めていってほしいと思います。それこそが研究の醍醐味であり、面白さだと思います。次の発表会は理系が2月4日(火)、文系が2月6日(木)の「ゼミ別成果発表会」です。すべての班の研究がより良いものになることを期待しています。

 

【ゼミ別中間発表会の様子】

2年生普通科「SS探究発展A」ゼミ別中間発表会を実施しました