令和3年9月14日(火)、16日(木)の2日間、本校を会場として「2年普通科ゼミ別中間発表会」を行いました。本校普通科2年生が、4月当初から週2時間の教科「SS」で取り組んでいる課題研究について、現在の状況を校内外に向けて発表をする会です。14日(火)は理系クラス、16日(木)は文系クラスを対象に、理系クラスは本校で「ゼミ」と呼ぶ4分野(数理情報、物質科学、生命・食農・生活科学)に分かれ、文系クラスは3分野(地域共生システム、環境エネルギー、多文化共生システム)にそれぞれ分かれて発表しました。外部より島根大学、島根県立大学の先生方、出雲市役所やJICAの職員の皆様にお越しいただきご指導いただきました。テーマの設定について「高校生らしい面白い視点があってよかった」と評価をいただいた反面、「仮説に対して検証の方法が合っていない」「アンケートをとることが目的になってしまっている」「文献を読み込んでいない」など、研究にとって必要な論理性や知識不足に対して厳しく指摘される一面もありました。「研究」を通しての学びについて、生徒、指導している本校教員ともに課題研究に向かい合う良い刺激をいただきました。生徒からは「厳しく突っ込まれました」との感想が多く、研究の内容または使用している語句にまで、自分たちが曖昧にして理解不足だった部分を指摘されたことについて深く考えるきっかけとなったようです。生徒は今後、11月中旬まで検証活動(仮説を検証するための実験等)に取り組み、論文作成や発表準備を経て、1月25日(火)成果発表会(理系)、27日(木)成果発表会(文系)を行います。またその集大成として、2月9日(水)にSSH研究成果発表会(出雲市民会館)を行います。ここで得たアドバイスを元に、さらに研究内容を充実させながら深い学びに取り組んでゆきます。
島根大学、島根県立大学、出雲市・JICA職員の皆様には厳しくも温かいご指導をいただきました。この場を借りて御礼申しあげます。