10月29日(木)7限に3年生人権・同和教育ホームルームを実施しました。
各教室でDVD「講演:結婚差別400事例」視聴後、生徒たちは班に分かれて、意見交換をしました。
生徒の感想
人が生まれた場所によって差別を受けるということを実際の体験をもとに話を聞き、改めて自分にとっても身近で起こる事なのだと実感することが出来ました。知らないから関係ない、自分は差別しないから関係ないという考えではなく、もし自分の身近でこの問題が起こってしまったときに、しっかり自分自身の考えが言えるようにすることが大切だと思います。今回の学習で差別に苦しんでいる人達の苦しみ、考えを理解するとともに、同和問題について考えることが出来ました。
ビデオの中で、男性の態度はひどいと思いました。長年一緒にいた彼女の何を見てきたのかと思います。家族や周囲の反対ではなく、自分の気持ちが一番大切なのに、すぐに揺らいでしまうような意志の弱さではいけないと思います。でも、この男性もその後苦しんでいると聞いて、差別はされた方はもちろん、した方も傷つくと思いました。差別があることで何もいいことは生まれず、負の連鎖しかありません。差別を無くすためには、私達がそういう社会を作っていくことが大切だと思います。差別を遠いことと思わず、身近なものだという意識を持ち続けていくことが大切だと思いました。
これまでたくさん人権や同和問題について学習してきたけど、今回は今までで一番、身近に起こりうる可能性があることを実感しました。あと数十日で高校を卒業して、自立しなければならないときが来ることに、あまり現実味がなかったですが、今日の同和地区の結婚差別や先生のお話を通して、近い将来、自分で判断して自分で生きて行かなければならないときが来るのだと知って、不安も生まれました。これからの人生の中で、今回の同和問題を含め、自分が正しいと思ったことは、正しいと意志を最後まで貫き通せる人間になりたいと思いました。