10月16日(金)5・6限 中村清志氏を講師にお迎えし、2年生対象に人権・同和教育講演会を行いました。
「世の中には二種類の人間がいる」に沿ったお話でした。
生徒の感想を紹介します。
・私は中村さんの「○○である人かそうで無い人か」というようないくつかの質問で私に当てはまる答えは、一般的にはそうであって欲しいと思われる答えとは、ほとんどが逆でした。
私は最近、通学で利用する電車の中でおばあさんに席を譲る事ができませんでした。分かっていながら見て見ぬ振りをしてしまいました。友だちが体調不良で倒れた時、私は周りに状況をうまく伝えることが出来ず、倒れた友だちには「大丈夫?」としか言えませんでした。私は、いつも勇気が出せず何も出来ません。
今回の講演で勇気は人を救ったり、愛になったりすることをはじめて知りました。
私は、これからは勇気で人を救ったり、将来、子どもを愛したり出来ればいいと思います。そして、思うだけでなく、実行できるように頑張ります。
・小学生の時から、人権・同和教育は数え切れないほど受けてきました。だいたい、人を大切にするとか差別を無くそうとかいった固定的な観念を経験からではなく、他者からの教え込みによって抱いていた自分でしたが、中村先生の講演会を聞き、受け身的な態度で受けていた人権・同和教育の話がはじめて自分にとって能動的で、自分の心身に響くものになった気がしました。
特に”命”ということに関して、僕は進路先として医療系を考えているのですが、動画や歌、具体的な話の中で、本当に命っていうものは奇跡的でかけがえのないものなんだとひしひしと感じ、そういう命を守り、育て、つなぐ仕事は尊く価値あるものであり、自分もそんなことが出来る一人になりたいなと強く思うことが出来ました。
これから生きていく中で、さまざまな不条理に出会うことがあると思いますが、自分は一人この世に生まれた意志を持った命を持っているという意味で特別な存在であることを忘れず、前向きに、また、ひたむきに、未来の夢に向かって進んでいこうと思います。