出雲高校のキャリア教育

高校を卒業したら、5年後、10年後は、自分は何をしているのか・・・想像するのは難しいですね。目標達成のために努力をする必要があるのは当然のことですが、そもそも目標をどうやって見つければ良いのか・・・出雲高校では「この先をどう生きるか」をつかむためのヒントとなる取り組みを行っています。

その一部をご紹介します。

  1. PDGzセミナー・・・1年生対象。地域で活躍されている様々な職種や学問分野の方の話を聞き、これからの学びの方向性や将来の生き方、職業観について思索を深めます。
  2. 保護者対象PTA土曜講座・・・学年別に行います。現在の学びや受験のしくみ、卒業後の進路についての情報提供をしながら、生徒のバックアップのあり方について共通理解を図ります。
  3. 久徴セレンディピティ・・・希望者対象。30代を中心とした出雲高校卒業生との“偶然の出会い”に刺激を受け、チャレンジするきっかけをつかみます。参加した生徒からは「視野が広がった」と好評です。
  4. GRITizmノートの活用・・・出雲高校生が全員持っている手帳です。日々の活動を記録し続けることによって、出雲流のマインド・セッティングを行います。GEITizmノートについては、このあとご紹介します。

 

 

GRITizmノート

GRITizm(グリティズム)とは
GRIT=やり抜く力 × Izumo の造語です。
せっかく目標を持つことができても、目標達成のために必要な力を身につけなければ意味がありません。GRITizmノートは自分を伸ばしていく指針となるものです。

1.以下はGRITizmの精神の根幹です。参考にしてみてください。

(1)ハードワーク
①努力すればかろうじて手が届く挑戦の設定
②意図的に取り組む最善の準備
③我武者羅に実行

(2)コンディショニング
①「ハードワーク」+「休息」=「成長」
ハードワークを行ったうえでの適切な休息は有効
②ハードワーク:休息=5:1
睡眠は今日あった出来事の再生処理・整理するために必要。30分以内の仮眠は有効

(3)GRIT
「やり抜いて出た結果」を振り返って「自分と向き合い」、次に向かって「行動を起こす」
「変化」の可能性に限界を作らず、一瞬の頑張りではなく、長期的にやり抜くことを目指そう

 

2.GRITizmノートの使い方

 自分を伸ばすためには、『「出雲高校のキャリア教育」で紹介したような様々な機会での発見を大切にする』ことと、『しっかりと計画をたて、その振り返りをすることで次の計画の改善に繋げる』ことだと思っています。そのため、GRITizmノートを使う上でのポイントは次の3つとなります。

(1)メモをする
 出雲高校にはキャリア教育関係、SSH関係など、新たな考え方や価値観に触れることができる機会が多くあります。それらのせっかくの発見も、メモなしでは脳を素通りしていくだけです。「気がついたことをメモをする」という習慣を身につけたいものです。

(2)計画をたてる
 先の予定が見えていなければ、全てが思いつきの行動になります。この先の計画をしっかりとたてつつ、今の思い(覚悟)を書いていきましょう。(参考:記入例①)

(3)行動を記録し、振り返る

 予定通りの行動ができたのか、しっかりと記録して振り返っていきましょう。計画通りに行かない部分は、どこに問題があるのかを考え、改善してきましょう。(参考:記入例②)

 

GRITizmノート記入例①
GRITizmノート記入例①
GRITizmノート記入例②
GRITizmノート記入例②

 

 

出雲高校卒業後の進路状況

2024年度入試 最近5年間の出雲高校進路状況(PDF)

2024年度入試 最近3年間の国公立大学合格者数(PDF)

2024年度入試 今春の私立大学・短期大学・各種学校等の合格者数(PDF)