2年生 理数科「SS探究発展B 課題研究」の中間発表会
10月12日(月)5,6限に、2年生 理数科「SS探究発展B 課題研究」の中間発表会を行い、8つの研究班が研究活動の進行状況を発表しました。
今年度は新型コロナウイルスの影響による臨時休業などもあり、4月から思うような課題研究ができませんでした。学校再開後から、生徒達は非常に意欲的に取り組み、例年と変わらない様子を見せてくれています。
発表方法については、データの見せ方などまだまだ改善を要するもが多く、実験・検証についても粗い部分がありました。しかし、だからこそ中間発表という形で大学の先生に見ていただいてご意見をもらえたことや、生徒同士がお互いの活動を報告し合うことは、刺激になり参考になるものでした。
助言に来ていただいた島根大学の浦野先生からも、すべての班に対し丁寧に助言をしていただきました。
「発表は、どれだけちゃんと伝えられるかがすべてである。」
「一つ一つの実験をちゃんと組み立て、無駄な実験をしない。」
「何でも疑うことは大事である。」
「出る杭は打たれがちだが、突き抜けた杭は誰にも打たれない。ぜひそこから突き抜けてほしい。」など、
研究を進める上で基盤となる重要な視点や姿勢を教授していただきました。
また、お互いの研究発表を聞く際に、質問を考えながら聞くことで思考を深化させる訓練にもなりました。質疑応答で、質問への回答を考えることは、自分たちの研究の輪郭をより明瞭にしたと思います。今後の研究の道筋が見えた、非常に有意義で価値のある発表会となりました。
この中間発表会でもらったご意見や、改めて研究を見つめなおして見えてきた課題などを整理し、今後、研究をさらに練り上げてくれるものと期待しています。
各班の研究テーマ
化学① ハイドロ銀チタン(R)の効果と有用性
化学② 容器の形状が与える再結晶への影響
化学③ ジクロロイソシアヌル酸Naの防カビ作用について
数学 円内の格子点と面積
生物① Geobactor属鉄還元菌を用いた土壌中の鉄の還元とその化学エネルギー的利用価値についての考察
生物② 抗酸化物質による還元
生物③ 速く識別可能な字を書くためには?
物理 快音と不快音の違い