久徴園にもゆっくりと春が訪れています。
いつの間にか花を咲かせ、葉を展開する植物たち、今年度も自然豊かな出雲高等学校の植物を紹介してまいります。
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ミチノクフクジュソウ(キンポウゲ科フクジュソウ属)
おめでたい印象の「福告ぐ草」が転訛して「福寿草」と呼ばれています。ほとんどの植物が蜜や花粉を使って昆虫を集めるのに対し、フクジュソウは暖かさと花粉で昆虫を集めます。太陽光を非常に集めやすい構造で、花の中の温度を上げることで昆虫に「暖かさ」を提供します。久徴園入り口左側に、去年も今年も一株だけ花を咲かせてくれました。

ユキワリイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)
「雪割一華(花)」は林床に生える日本固有の多年草です。早春に花茎を伸ばして花を一つ咲かせます。まだ雪の残る頃その間から割って咲きでる様子からその名が付きました。この花も久徴園入り口左側、ミチノクフクジュソウのすぐ奥で見ることが出来ます。

イズモコバイモ(ユリ科バイモ属)
「出雲小貝母」と書きます。佐田町、大田市、邑南町の数か所で見つかっている島根県固有の希少種です。コバイモは現在日本に8種類の品種が自生していると確認されており、「イズモコバイモ」は1979年に新種とされました。成長が大変遅く、種が発芽して花を付けるようになるまで5~6年かかります。久徴園には3株ありましたが、今年新しく自生した1株が見つかり4株になりました。そのうち3株が花を咲かせてくれました。残りの1株もおそらく来年は花が咲くと思います。(きっと(笑))

















久徴園の草木花2025年3月