12月に入り、一段と寒くなってきました。久徴園の草花、樹木も葉を落として冬支度に入っています。
この時期は、また違った久徴園を楽しむことが出来ます。
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セイヨウヒイラギ(モチノキ科・モチノキ属)
別名をクリスマス・ホーリーといいヨーロッパでは聖木として扱われ、日本でもクリスマスの装飾として使われる樹木です。
クリスマスイブとはクリスマスの前日という意味ではなく、キリスト教の教会暦では日没を一日の始まりとするため、12月24日の日没から翌日の日没までがクリスマスで、特に夜から朝までを「クリスマスの夜」という意味でクリスマスイブと呼ぶようです。
マンリョウ(サクラソウ科・ヤブコウジ属)
「マンリョウ」は、下に赤い実がぶら下がっているのが特徴です。名前の由来は、小さな丸い実をたわわに成らせる姿を縁起物として、お金が沢山たまった様子に例えたもの。そのおめでたい名前から正月飾りに用いられます。マンリョウ(万両)、センリョウ(千両)のほかにカラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)、アリドオシ(一両)があります。
マンリョウもセンリョウも黄色い実や白い実のものがあります。久徴園では黄色い実のセンリョウ「キミノセンリョウ」を多く見ることが出来ます。
マユミ(ニシキギ科・ニシキギ属)
この時期、枝先に1cmほどの赤い果実を付け、4つに裂けて綺麗な橙赤色の種子が顔を出します。材が丈夫でよくしなり弓の材料として使われたことから、マユミは「真弓」と書きます。同じニシキギ科ニシキギ属の仲間に「コマユミ」「マサキ」があります。久徴園でもこの時期よく似た実を付けています。
「コマユミ」も「マサキ」も果実が赤く色づき私たちの目を楽しませてくれます。