真夏の暑さも和らぎ、過ごしやすい季節が近づいてきました。
8月に撮影した久徴園の草木花を紹介します。
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ヤノネボンテンカ(アオイ科ヤノネボンテンカ属)
別名をタカサゴフヨウ(高砂芙蓉)と言います。この暑い時期に花を咲かせてくれる草木で、大きくなると4mほどの高さになる落葉性の低木です。花は短命で朝咲くと夕方にはしぼみますが、最盛期は新しい花を次々と咲かせます。正門付近の花壇に咲いています。
ワレモコウ(バラ科ワレモコウ属)
バラ科の一種ですがバラの花のような派手さはなく、花弁が5枚の倍数からなるバラ類と異なります。ワレモコウ属は花弁はなく4枚の萼片が先端に集まって花の穂を作ります。たくさんの赤い玉を付けた姿が愛らしく生け花によく利用されます。今年の久徴祭でも使っていただきました。
キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)
全国の山野に自生する多年草です。名前の由来は、黄色の穂をキン(金)のミズヒキ(水引)に見立てたもの。別名がヒッツキグサ、果実にはカギ状に曲がった棘が密生し衣服や動物の毛などに引っかかって散布されます。ロックガーデン入り口付近で見かけることが出来ます。
久徴園の草木花(2024年8月)