厳しく暑い夏の日が続いています。
久徴園の草木も一生懸命に葉を広げ、花を咲かせています。
今回は、先月紹介した「ナゴラン」同様、樹の上に着生する植物「フウラン」から紹介します。
(画像はクリックすると拡大できます。)
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フウラン(ラン科フウラン属)
樹の上に風で運ばれたように見えることから「風蘭」という名前がつけられました。土のない場所でも細い根(気根)を伸ばし、樹の上や岩壁などで生活することができる常緑の多年草です。長く伸びている白いものは「距」と呼ばれ、中に蜜が入っています。フウランの花は夜になると甘い香りを出し、夜に活動する虫を待っています。久徴園でも数か所、樹の上で繊細な白い花を咲かせていました。
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ニッコウキスゲ(ススキノキ科ワスレグサ属)
朝に咲いて夕方にはしぼむ一日花、日光や尾瀬に多いのでこの名があり、漢字で「日光黄菅」と書きます。別名を「ゼンテイカ(禅庭花)」といいますがその理由は不明です。久徴園入り口の池に咲いていました。
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ヒオウギ(アヤメ科アヤメ属)
山野の日当たりの良い草原や海岸に自生する多年草です。緋色の花が咲き、葉が平面的に左右に出る姿が扇に似ているというのでヒオウギといいます。力強く端正な草姿で、古くから庭植えや生け花材料として親しまれています。正面玄関付近で見ることが出来ます。
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久徴園の草木花(2024年7月)