久徴園にも春が訪れています。

今回はイズモコバイモから紹介します。

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イズモコバイモ

イズモコバイモ(ユリ科バイモ属)
出雲高校に昔からある「出雲小貝母」。春の日差しの中一株だけ花を咲かせました。佐田町、大田市、邑南町の数か所で見つかっている島根県固有の稀少種で、開花まで5~6年はかかると言われています。早春の僅かな期間しか咲かないイズモコバイモは春の妖精「スプリング エフェメラル」と呼ばれます。

 

ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲ(キンポウゲ科アネモネ属)
まだ雪の残る頃、その間から割って咲きでる様子から「雪割一華(花)」の名前がつきました。葉っぱの裏が紅色なのでウラベニイチゲ、花も往々にして瑠璃色なのでルリイチゲという綺麗な名前もあります。多くの花がそうであるように日差しを受けて開き、夜や曇りの日はしぼみます。この花も、春の妖精「スプリング エフェメラル」といわれます。

 

ゲンカイツツジ

ゲンカイツツジ(ツツジ科ツツジ属)
春早く、葉の出る前に枝先に紅紫色の花が数個ずつ開きます。玄界灘を取り囲むように西日本と朝鮮半島に分布しているので、「玄海躑躅」(ゲンカイツツジ)と名付けられています。島根県では益田市、日南町にわずかに自生しています。久徴園の入り口に植えられています。

 

ウグイスカグラ

ウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属)
日当たりのいい山野に生え、名前のとおりウグイスがなく早春に花が咲きます。淡紅色の細長い形の少し変わった花をつけます。スイカズラ科特有の長い花の形ですが、花の基部の蜜を吸って花粉を運べるコガタホオナガヒメハナバチという口の長いハナバチがいるそうです。初夏には長さ1cm程度の赤い果実をつけ食べられます。

 

イヨミズキ
シロモジ
トサミズキ
マンサク
ツバキ(三笠の月)
バイモ
ミヤマカタバミ
ヒメリュウキンカ
アセビ
シロバナジンチョウゲ
ボウラッパズイセン
ハナニラ

 

久徴園の草木花(2024年3月)