気温が下がり始め、久徴園内の紅葉も進んできました。
この時期の久徴園散歩では、メタセコイアやカエデの紅葉、様々な樹種の落ち葉やどんぐり等、数多くの秋の植物に出会えます。

 

ホトトギス

ホトトギス

( ユリ科ホトトギス属 )
Tricyrtis hirta

ホトトギスは日本の特産種で太平洋側に多く自生する多年草です。この花にある紫色の斑点を鳥のホトトギスの模様に見立てて、名前が付けられました。久徴園内には、タイワンホトトギス、シロバナホトトギス、キバナノツキヌキホトトギス、ヤマジノホトトギスと様々なホトトギスが見られます。



 

アキノキリンソウ

アキノキリンソウ

(
キク科アキノキリンソウ属 )
Solidago virgaurea  var.  asiatica

本州、四国、九州に分布し、日当たりのよい山野によく生える多年草です。別名を「泡立草 ( アワダチソウ ) 」といいます。有名な帰化植物のセイタカアワダチソウと同じ仲間ですが、アキノキリンソウは全体的に細く繊細な印象です。



 

ダルマギク

ダルマギク

(
キク科   シオン属 )
Aster spathulifolius

海岸に生える多年草です。薄紫色の花を一斉に咲かせて道端を彩ります。本州西部や九州に生え、草丈はやや低くずんぐりした葉や茎を持っています。出雲高校内でも少しずつ増え、今年は北門やソテツ下、5号館周りに花を咲かせています。



 

 

シモバシラ

シモバシラ

(
シソ科シモバシラ属 )
Keiskea japonica

冬、茎の根元に氷の柱を作るシモバシラ。気温が氷点下になると、根から吸い上げられた水分が凍り、株元に氷の結晶を作り出します。花が枯れた後も自然の造形美を見せてくれる一風変わった植物です。





セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウ

(
キク科アキノキリンソウ属 )
Solidago canadensis

「厄介な雑草」と思われがちな北アメリカ原産の植物。古くはネイティブアメリカンの重要な薬草として使われていた植物です。アトピーなどの皮膚炎の改善やデトックス効果など様々な効能があります。また、養蜂家にとっても秋の蜜源として重宝されます。強い生命力に比例した効能を持つセイタカアワダチソウ。よく見るとキレイな花を咲かせています。

 

 

シロモジの紅葉
クサギ
久徴園の草木花(2022年10~11月)