11月とは思えない程の暑い日があったり、木枯らしが吹き荒れる日もあったりと、急激な温度差に、日々の服に迷うときもありましたが、久徴園の草花は着々と晩秋に衣替えをしました。(画像はクリックすると拡大できます。拡大してご覧ください)
久徴園の草花11月は、かわいらしい紫の実をつけたムラサキシキブから紹介します。
【ムラサキシキブ シソ科】
山地に普通に見られ、人の背丈ほどの落葉樹です。秋に3mm ほどの紫の実が熟すことから「紫式部」の名前をつけたものでしょう。この綺麗な実は葉が散ってからも残っています。初夏には、紫の花弁と黄色の葯とのコントラストが見事な花をつけます。
また、ムラサキシキブによく似たヤブムラサキも久徴園では見ることができます。こちらは、葉や茎全体に短毛が多く、ビロードのような非常に柔らかい手触りが特徴です。(a)
久徴園の庭園はこの時期、各種のキクが咲き誇っています。
ハマキクの葉に注目してください!(画像をクリックしたら拡大できます)
他のキクの葉と比べて肉厚なのが分かります。ハマキクは浜辺に咲く種類のキクです。久徴園は浜辺?と思われた方もいらっしゃると思いますが、もともと、この土地は浜だったのではといわれています。私たちが生まれる前の太古の久徴園を想像すると、何かもっと珍しい草花に出会えそうな予感がします。
久徴園はいつでも見学可能です。
あらかじめ連絡をいただけると、久徴園管理者(青木)がご案内します。少人数歓迎です。連絡をお待ちしています。
久徴園の草花11月(2020)