久徴園の草花6月は、
果実?のようなものがたくさんぶらさがっている、イスノキから紹介します
【イスノキ(マンサク科)】
久徴園の山頂広場付近のイスノキに少し変わった実?のようなものがたくさんぶら下がっていました。
これは、昆虫の産卵や寄生により、植物の一部が異常に成長してできた虫こぶ(虫えい)と呼ばれるものです。
イスノキはアブラムシ類の寄生を受けやすい樹で、葉や実にこのようなコブができます。
その形もアブラムシの種類によって違いがあり、ハート型やイチジク型と様々あります。
また、イスノキは別名を「ヒョンノキ」といい、穴(すでにアブラムシが脱出した跡)を笛のように吹くとヒョウと音が出ることによります。
久徴園のイスノキの根元に穴の空いたものがいくつか落ちていました。
緑色で穴のないものは中にまだアブラムシが住んでいます。(a)
アブラムシが集団で作る様々な型に驚かされます。
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久徴園の草花[6月]2020