11月19日(金) 6限に1年生人権教育HRを実施しました。

 テーマは、「ちがいのちがい」です。

以下のように目標を設定しました。
1 「あってもよいちがい」に気付き、個性や文化の多様性について認めることができる。
2 「あってはならないちがい」に気づき、人権尊重の視点を持つことができる。

 

生徒の感想を一部掲載します。
・あってもいいちがい、あってはいけないちがいで、人によって、感じ方は変わるけど、あってはならないちがいは、差別や偏見であり、不公平であることについては、気づかなければいけないなと思いました。また、自分とは違う考えを持つ人を否定して”自分が正しい”と思いすぎるのは良くないと思いました。気付かないうちに、自分があってはいけないちがいを作っていないように気をつけたいです。

・今回の話し合いで、男女で意見が分かれることが多かったことが印象的でした。立場によっても感じ方がかなり変わるということを実感しました。ただ、全員一致したものもいくつかあり、文化や個性に関するものが同じになりました。最初は意見が違っていても、理由を聞くと納得することもあったので、考え方が広がってよかったです。また、今回みたいな話し合いをしてみたいなと思いました。

・理由があっての違いや、その違いがあることで不平等が生まれる違いなど、授業の中で色々な違いに出会えました。今、男女差別が世間で話題になっていますが、私は、女性が男性よりもはるかに(良く)待遇されていることに疑問です。男性も女性と同じようにサービスを受けてもいいのではないかと思います。あと、女性、女性と配慮しすぎです。女の私から言うと、女はそんなに脆くありません!!グループの人たちと協力して、話し合いができてよかったです。

・少し見方を変えるだけで、あってもよい違いか、あってはならない違いかを考えることができました。また、現代社会で学習している内容と関連させることで、おもしろかったです。日本人と外国人、女性と男性、地位など、あってもよい違いには、差別にはつながらないものがあるように感じましたが、あってはならない違いには、現在問題視されているような差別に関わるようなところがあるなと思いました。男女間にはトランスジェンダー、国籍には難民問題やグローバル化などの話もまじっていくと思うので、”ちがいのちがい”として必要かどうかは、しっかりと考えるべきだと思いました。

・文化や性格、年代などが違えば、考え方や身体も全く違って、世の中にはいろいろな人がいるので、違いを認めて、全ての人が暮らしやすい社会をつくることが大切だと思いました。そのために必要なルールの違いもあると思うので、そのルールにどんな目的があるのか客観的に判断できるといいと思います。班で話し合うなかで、自分と違う意見を聞くことができてよかったです。身近にある違いをもう少し探してみたいと思いました。

・あってもよい違いと、あってはいけない違いがあることに気付きました。ちがいと言われると、私はどうしても悪い方や差別の方の考えてしまいます。でも、今日のLHRを通して自分たちのためのちがいや、公共のため、人権のためのちがいがあり、偏見や自分の思いだけで決めつけるのは良くないと思いました。また、身のまわりのあってもよい違いと、あってはいけない違いを探すワークをしたときに、そんなにたくさん思い浮かばなかったので、すんなり自分の中に溶け込んでいると思うと、怖くなりました。

 

 

1年生人権教育HRを実施しました