10月22日(月)5・6限に、2年生 理数科の「SS探究B 課題研究」の中間発表会を行い、8つの研究班が研究活動の進行状況を発表しました。
課題研究は、生徒たち自身が考えを寄せ合い相談・協議してテーマを決め、主体的に実験の段取りなどを検討し、研究活動を展開しています。
そのためまだ検討も不十分な粗い内容の発表となりましたが、生徒たちがお互いの活動を報告し合うことで刺激になる部分や参考となる内容も多く得られました。
助言に来ていただいた島根大学の2名の先生方からも、すべての班に対し丁寧に助言をしていただきました。
「コントロールの無い実験はやっても無駄」、「どこまでが先行研究によるもので、どこからが自分たちの研究内容か。
参考文献の明示をもっと細かく丁寧に」など、研究を進めるうえで基盤となる重要な視点を注入していただきました。
またお互いの研究発表を聞く際に、質問を考えながら聞くことで思考を深化させる訓練にもなりましたし、自分たちの研究に対する質問への答えを考えることで研究の輪郭がより明瞭になって今後の道筋が見えてきた班もあります。
非常に有意義で価値のある発表会となりました。
この中間発表会でもらった意見や、改めて研究を見つめなおして見えてきた点などを整理し今後の研究に役立ててくれるものと期待します。
以下は各班の研究テーマです。
物理① 線香花火に色を付けよう
物理② 蜃気楼を用いて地球の裏側を見ることはできるか
数学 コラッツ予想について
化学① 環境にやさしい洗濯用洗剤の洗浄効果
化学② 線香花火の発色
生物① ミミズによる土壌性質の変化の研究
生物② スズメバチの繭の 髪への効果
地学 地質・地形から予想する災害規模