5月21日(月)に、今年度第1回目の「SS・SGパワーアップセミナー」を実施しました。
この日は、島根大学大学院自然科学研究科環境システム科学系物質化学コースの准教授飯田拡基氏をお招きして、『身の回りにある化学～分子のかたちと機能～』と題してご講演をいただきました。
会場となった本校第2体育館は、全校生徒と教職員、保護者、県内教育関係者など、およそ1000人の聴衆で埋まりました。
飯田先生は、はじめに化学の源流が古代エジプトや中世ヨーロッパの錬金術にさかのぼることや、化学の歩みについて簡単に触れられました。
そして、炭素を含む有機化合物が、身近な香料や色素として食品や洗剤をはじめとするさまざまな製品に使われていること、また、高分子有機化合物が強靱な構造をもっており、フライパンの加工にも用いられていることなど、私たちの普段の生活の中に化学の成果が取り入れられていることをわかりやすく話していただきました。
講演後の質疑応答では、生徒の質問に対して丁寧に答えていただくとともに、将来化学を学びたいと考えている生徒に有益なアドバイスを与えていただきました。
この講演会は化学に興味・関心があるなしに関わらず、生徒にとって大変有意義なものとなりました。
パワーアップセミナー(講演会)【5/21】
